ちょうどお花見シーズンということもあり、ピクニックをイメージしたモチーフです!
古庄先生の私物です。
大人が描こうと思うと、物と物との距離感に頭が痛い配置ですが、子供たちはのびのびとダイナミックに素晴らしいです。
テーブルクロスの柄がスープいれ?に写っているところまで、よく観察していますね。
物を丁寧に観察することは絵を描くなかで身に付く重要な要素のように思っています。
赤い絵の具のチューブをひねれば赤い絵の具が出てくるけど、りんごの赤と絵の具の赤は同じ色?赤は赤でもオレンジっぽい赤もあれば、紫っぽい赤もある。目の前にある赤は何色混ぜたら作れるかな?
金属の部分の光はどう見える?バナナやオレンジにはない光の反射があるね。
モチーフは今日描く絵を考える手間を省くためではなく、物をよく観てそのものの特徴や性質に気付いたりするための大事な時間を支えているように思います。
日常生活で身近なものをまじまじと見つめる時間は少ないけれど、絵を描くとき等たまにはよく観て、目の前に存在するものがどうなっているのか、どう見えているのか、考えてみたら、普段気にも止めない当たり前の中から再発見することがあるかも。
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