世田谷美術館に「高橋秀+藤田桜――素敵なふたり」という展示を観に行ってきました。
美術館鑑賞はこの夏はじめての試みで、みんな楽しく作品を観れるかなとちょっとドキドキでした。
朝からすでに蒸し暑い日でしたが、親子で参加してくださるご家庭も多く嬉しかったです。
20人以上の団体だったため事前に美術館に連絡し、鑑賞リーダーという美術館のボランティアさんに見学に付き添って頂けました。子供達は子供2~3人につき鑑賞リーダー1人というグループで、私たちや保護者の方とは別れて鑑賞しました。
世田美のHPによると、鑑賞リーダーの役割として「美術館の子どもたちの来館が迷惑なものと感じられないよう、ほかの来館者へ配慮し、作品の事故を未然に防ぎます。」というものもあるそうです。
美術館って独特の緊張感があって、子供を連れて行きにくい面もあるように感じるので、こうした取り組みってすごくいいですね。
企画展見学後、100円ワークショップも参加しました。
100円ワークショップは毎回の展示ごとにあった内容を鑑賞リーダーのボランティアさんが考え、定期的に行ってる企画だそうです。
100円でいいの!?っていうくらい充実した内容でした!
ワークショップはワンツーマンか最低でも子供2人に大人が1人付きっ切りで見てくれる形でした。
結構手厚く面倒見て手伝って下さり、この内容なら材料渡してちゃんと説明すれば一人でできる子達何だけどなと感じる部分もありました。
大人が主体的に動いてくれる状況で本来出来ることも手伝ってもらいがちになる様子に、千と千尋の神隠しでの千とススワタリのことを思い出しながら、子供のワークショップにおいての時間配分やゴールをどこに設定するのかといった大人の関わり方について自分も考えるべきことがあるな〜と思いました。
時間内に終わらせるために大人が積極的介入が必要と判断するのも良くわかります。
もちろん絶対自分で全部やりたい!と大人の介入を許さない子もいるしケースバイケースだし、逆に工作に対して苦手意識あるような子にとってはやりやすくいい成功体験になるかも。
あと初対面の大人がほぼマンツーマンでついてくれてる効果として、友達同士でおしゃべりしたりふざけたりすることもなく1時間黙々と作業に集中してました!
本当にみんなよく頑張ってました!
作品もみんなすごく素敵なものが出来上がりました。
高橋秀さんの作品をイメージしたワークショップ
パネルボードにニードルで布をさしてレリーフの作品の雰囲気を再現してるのが面白いです。
異なる趣の布が一枚にまとまることで、何だか調和がとれて素敵です。
こちらは藤田桜さんをイメージした布貼り絵。
藤田桜の絵本の展示を丁寧に鑑賞していた女の子の作品。
ふわふわした布が少し切りずらそうでしたが、モチーフにあっていてとっても可愛らしいです。
世田谷美術館のアットホームな雰囲気や鑑賞リーダーのボランティアさんのご協力もあり、楽しい美術館見学となりました。
高橋秀+藤田桜――素敵なふたり
会期:2019年7月6日(土)~9月1日(日) 開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
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