タイ(tie)が絞る、ダイ(dye)が染めるという単語が表すように、縛って染める染色方法。
布を折って染色液をかけることによって、様々な模様を表現することが出来ます。
家で様々なサンプルを試染と、折った画用紙を用意し、子供達に折り方と染まり方の相関関係を見てもらい、自分で好きな模様に挑戦してもらいました。
「どの折り方を使ったら、斜め模様ができるかな〜??この中から選んでくだい!」みたいなクイズをして当ててもらい、ちょっと小学校の先生気分。
こんな感じで折り方によってだいぶ雰囲気が変わります。
まず布を折ります。
基本的にはジャバラです。
下の写真のように、中心をつまんで回すとシナモンロールのような形になり、染まると渦巻き模様が出来上がります。Tシャツは折っていくと分厚くなりジャバラに折り進めるのが大変ですが、この方法だと小さい子でも簡単に出来ます。
生地を折れたら、タコ糸で縛って固定します。
きつく縛って防染の役目にすることも出来ますが、今回はせっかく折った生地がバラバラにならないようにするだけのつもりで、そんなにきつくは絞めませんでした。
ネットの上で染料をかけます。
ネットの上に置くことで余分な染料が下に落ち、裏側に染料が溜まって色が汚くなるのを防いでいます。人数が多くネットが足りないので、ある程度液が下に垂れなくなったら移動させました。
今回はベストカラーという家庭用液体染料を使っています。通常染色は熱を利用して色を定着させることが多いですが、こちらはベストコールドという助剤を入れることによって水で染まるようになります。
一日置いて、翌朝フィックス剤を入れた液を入れた水につけておきました。
糸を切ってジャブジャブ洗って干せば完成です!
いいお天気だったので、早い子は帰る頃には乾いていました。
子供達が洗いながら「綺麗!!」「見てみて!こんなの染まった!」と楽しそうで、私もとっても嬉しくなりました。
応用編
上の学年の子は絞り染にも挑戦しました。
複数の円形を染めるために何箇所も縛らないといけないのでちょっと大変。
お兄さんは更に発展し、自分で折り方を工夫し、見本より複雑な模様を染めていました。
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